鍼灸師プレーヤー 山際篤史コラム

肘と肩の治療-肩編-

今回は肩編です。
ダーツを投げることによる肩の疲労は無視できません。
投げる時の肩周囲の骨や筋肉について書いてみたいと思います。

肩を構成する骨は肩甲骨、鎖骨、上腕骨です。肩関節は球関節の為、さまざまな方向へ動き、上下左右に投げわける事ができるのです。

ダーツを投げて痛みの表れる部分は主に僧帽筋(そうぼうきん)、肩甲挙筋、菱形筋(りょうけいきん)で、使い過ぎで痛む場合や大胸筋や鎖骨下筋の張力が強すぎて背部の筋肉が引っ張られて痛む場合、首の筋肉が固くなり神経を締め付けて肩や背中の痛み腕の重さやだるさを生じます。

ダーツを構えてセットアップする姿勢では、肘を張り一定の高さまで上げて固定します。

この時は主に三角筋や大胸筋、前鋸筋(ぜんきょきん)、僧帽筋、肩甲挙筋、棘上筋(きょくじょうきん)を使います。

これらの筋肉が疲労してくると肘が下がり、スロー時の肘の跳ね上げができなくなりダーツの飛びが悪くなります。
そして肘が下がらないように首の筋肉、特に胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)、斜角筋群(しゃかくきん)を使いはじめ肩を無理やりあげて肘の下がりをカバーしようとします。
斜角筋や大胸筋、鎖骨下筋が疲労を起こすとそこから出ている神経と血管を締め付けて腕全体にだるい感覚が出てくるので、グリップの感覚や投げる感覚が変わり標的を狙う精度が低下します。
そして、ダーツの飛びが悪くなってくると更に飛ばそうとするので力みが出て筋疲労が悪化し、飛ばない悪循環がはじまります。もちろんこれでは長時間投げることが出来なくなります。

ダーツはスポーツです。ストレッチ、ウォーミングアップを心がけることで疲労しにくくなりダーツを長時間楽しむ事ができます。ウォーミングアップはどこも狙わずに力を抜いて投げます。人それぞれ温まる時間が違うので自分で探してみてください。ちなみに私は1~2時間かかります。(ストレッチはダーツトピックス90号を参照してください。)

そしてお風呂に浸かって温め、しっかり寝て疲れを取って下さい。

それでも駄目でしたら当院へお越しください。

前回と今回で少し専門的な骨や筋肉の名称を書かせて頂きましたが、皆様に少しでもダーツを通して体の構造やケアに興味をもっていただければと思い書かせていただきました。

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