鍼灸師プレーヤー 山際篤史コラム

トレーニング方法


先日、スポーツトレーナーが行うトレーニング方法の動画内で、野球だと投球フォームの一連の動作をトレーナーが負荷をかけ鍛えているのを見て、ダーツでも応用できるなと思いました。
普段決まった筋肉単体を鍛えることが多いですが、生活やスポーツをする中で体を動かす場合、複数の関節を使い多くの筋肉を連動させながら動かします。ダーツでもスローラインまで歩き、スタンスを決め、つま先の角度、前傾姿勢になっている時の体の角度、(右利きでいえば)左手でダーツを送るスピード、右手でつまむ力加減、セットアップするときの肘の高さ角度、手首の傾き、テイクバックからリリース、フォロースルーまで、この一連の動作は考えずに行っています。それらの動きには皮膚、筋肉、腱、靭帯関節包、これらには触った感覚、動く方向、加速度、筋肉がどれだけ縮んでどれだけ伸びているかを感じる固有受容器というセンサーが存在します。このセンサーを刺激して筋肉を効果的に使えるようにするトレーニングがPNFです。
PNF(固有受容性神経筋促通法)とは、1940年後半にアメリカでリハビリ方法として考案されました。現在ではリハビリもそうですが様々なスポーツ分野でのトレーニングに利用されています。
PNFトレーニングを行うと収縮力や可動域の増加、柔軟性や協調性の改善が見られます。例えば、テイクバックする時は上腕二頭筋が収縮すると反対側の上腕三頭筋が弛緩します。リリース時は、それと逆の作用が働きます。それを利用して指先から肩までを連動させながら鍛えることでセンサーから脳へ、脳からセンサーに向かう信号の伝達がスムーズになり筋力が上がり、柔軟性が増し、怪我の予防にも役立ちます。もしかするとイップスも克服できるきっかけになるかもしれません。
ダーツもこれからPNFなどのトレーニング方法を取り入れもっと理論的にフィジカルを鍛えていくといいのではないでしょうか。PNFは、まだ勉強中なので実践方法はわかり次第コラムに掲載する予定です。
もし、PNFをダーツに応用されている先生や方法などご存知の方がいらっしゃいましたら教えて下さい。

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