鍼灸師プレーヤー 山際篤史コラム

祝・2年目突入

お陰様で「コラムの泉」は2年を迎える事が出来ました。初回に(ダーツトピックス87号)歯ぎしり食いしばりを書いたのは、それが全身に与える影響があまりに大きいからです。今回はそのきっかけとなったエピソードを紹介します。

先月、鍼灸の専門学校生の頃から購読している鍼灸専門誌『医道の日本』に「かみ合わせと腰痛」の記事を見つけました。身体は複雑に影響し合いながら機能しているとは思っていましたが「歯と身体」の関係については新たな課題でした。歯科の分野をどうやって勉強しようかと悩んでいた頃・・・。
以前勤めていた東京の治療院の階下に歯科医院があり、ちょっとしたきっかけでそこの院長先生とお話しする縁が出来たのです。ここで運の強さが。(ダーツの時にこの運の強さが有れば・・泣)
「顎関節症で口を大きく開けられない患者さんの首を押してあげると口が開きやすくなるんだよ」先生は、かみ合わせの調整による頸椎や脊柱の変化の研究をされていました。顎関節症と首・・そのずっと下に腰がある。これは大変興味深い。それからしばらくの間その先生と週一度、二人勉強会をさせていただきました。これが噛み合わせと全身の症状を考えるラッキーなきっかけになりました。

その半年後、次のチャンスが!東大病院の研修生となれたのです。(実は2年前に受験して失敗)1年間の研修で週2回、勉強会と実習があり西洋医学を中心とした鍼灸治療を教わることができました。研修中、卒業研究の課題を顎関節症に決めました。その頃、医学部の図書室で専門誌を読む日々が続く中、ふと首から顎の治療が出来るなら逆に顎から首の治療が出来るのではと思い始めました。

大学では顎関節症を研究していたので、治療は主に咀嚼筋を中心に行い、更に首からのアプローチでも効果がないか観察しました。同時に歯科の先生とも噛み合わせによる首の位置の変化と鍼灸による首の治療により噛み合わせの変化についての研究を行い結果は予想どおりのものでした。その結果「歯ぎしり」「くいしばり」というキーワードがみつかったのです。この治療のきっかけとなったのが、毎日ほぐしても次の日には固くなる頭痛持ちの患者さんがいらして、頭痛軽減のため、顎周辺をマッサージしてほぐすと、3、4日に一度、1週間に一度、ついには月に一度になってしまいました。頭痛もなくなり肩凝りも同時になくなりました。よかった!

しかし治療院経営にとってはちょっとねー。
顎の治療は最初、半信半疑なものでしたが臨床を重ね、より確信へと変わっていったのです。ダーツの際、口を軽く開けて投げるのは力みを取るのに絶大な効果があります。ガムをかむのもストレス発散効果により心拍数の安定が見られますが口をあける方がもっと身体にかかる負担が減るので長時間投げる事が出来ます。(口はあくまでも軽く開けること、大きく開けると危ない人に見える恐れが・・)

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以前山田選手はガムを噛んで投げていましたが、口をポカーンとすることに変えて首肩にかかる負担が減り以前より肩が凝りにくくなりました。
力みやすい方はお試しあれ。
あー、またこれで患者が減ってしまう。(笑)

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